ゾコン 100mg 40錠

ゾコン（ZOCON）の概要

ゾコンは、インドの製薬メーカーであるエフ・ディー・シー社が製造・販売する真菌感染症に用いられる治療薬になります。日本国内でも処方されるジフルカンカプセルのジェネリック医薬品であるため、その効果の実績を十分に確認できた上で安価に購入できる点が魅力です。

真菌感染症は種類によって、年度年度において発生件数が多くなる傾向にあります。ゾコンはその真菌の成長や増殖を抑え、さらに殺菌する効果を発揮します。対象の病原微生物は、カンジダやクリプトコッカス、水虫の原因となる白癬菌などになります。

また、有効成分であるフルコナゾールは、女性器の分泌液を増やす作用が報告されており、性的な感度を上昇させる作用も期待でき、女性用バイアグラとも呼ばれています。これらの作用から女性の性器カンジダ症の治療に多く用いられます。

ゾコンの効果・効能

ゾコンの有効成分は、フルコナゾールになります。有効成分が真菌の細胞膜の生合成を阻害するため、細胞膜を失わせる事で真菌を殺菌します。水溶性の成分であるため、服用後にほぼ完全に吸収され、ほとんど無変化で尿中に排出されます。

内服剤なので外用剤では届かない皮膚の奥深くの真菌症や、内臓の真菌症にも対応する事が可能です。アゾール系薬剤の中では、薬物相互作用や副作用リスクがほとんどなく、小児への安全性も認められ、用法・用量も明確に定められています。

また、半減期が24時間を超える特徴を持つ事から1日1回の投与で強い効果が持続します。一般的に好中球減少のない患者の場合、カンジダ治療に対する第1選択薬になる可能性が高い成分です。髄液への移行がスムーズであるという事もあり、クリプトコッカス髄膜炎など、真菌が原因となる髄膜炎への治療にも用いられます。

ゾコンの使用方法・注意事項

ゾコンの服用方法は、1日1回1錠を服用します。決められた服用のタイミングは定められていませんが、毎日の服用時間帯は均一になるように注意して下さい。一部、併用に注意しなければならない薬があるため、常用薬がおる場合は、併用可能かどうかの確認を行ってから服用するようにしましょう。 また、6ヶ月間を超える継続服用は推奨されていないため、途中休薬期間などを設ける必要があります。

主な副作用は、悪心や腹痛、下痢、発疹と報告されていますが、副作用発生率は1%未満と低くなっています。ほとんどの場合、安静にしていれば症状は改善しますが、症状が強く現れる場合や長く続く場合は医師に相談して下さい。小児の服用は可能ですが、過去の臨床研究から先天奇形リスクが示唆されているため、妊婦の服用は避ける必要があります。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。