ベンラファキシン（VENLAFAXINE）XL 75mg 28カプセル

ベンラファキシン（VENLAFAXINE）の概要

ベンラファキシンは、UKジェネリック社が製造・販売するベンラファキシンを有効成分とする抗うつ剤です。 2015年に日本で発売された有名な抗うつ剤「エフェクサーSR」の海外ジェネリック版です。エフェクサーSRと同じ成分・効果でありながら、低価格に設定されています。

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬（SNRI）に分類される抗うつ薬で、神経伝達に重要な物質であるセロトニンとノルアドレナリンの両方の再取り込みを阻害することにより、神経伝達を円滑にし、うつ病などのさまざまな精神症状の改善が期待できます。

日本ではうつ病のみ適応ですが、海外では社会不安障害、パニック障害、全般性不安障害などさまざまな不安障害の治療に多く用いられています。

ベンラファキシンの効果・効能

ベンラファキシンの有効成分は、ベンラファキシンになります。主成分であるベンラファキシンは、SNRIとして知られるセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤に分類され、第3世代の抗うつ薬と呼ばれています。

心の安定をもたらす役割を担うセロトニンを増やす効果に加え、やる気やモチベーションの向上につながる脳内物質ノルアドレナリンの作用も活発にします。

うつ病などさまざまな不安障害に使用されることが多いですが、これ以外にも、痛みを和らげる効果や注意欠陥障害（ADHD）の治療に有効であるという報告もあります。

ベンラファキシンの使用方法・注意事項

ベンラファキシンの服用方法は、1日37.5mgを初期用量とし、1週間以上服用を続けた後、1日75mgまで増量していきます。 1日の最大量は225mgまでですが、年齢や症状により適宜増減してください。増量する場合は1週間以上の間隔をあけ、1日75mgずつ増量するようにしてください。

初めての場合でも年単位の服用を継続する必要がありますが、症状が安定してくれば徐々に減量し、中止することができます。再発が2～3回の場合は、より長期間の服用を継続する必要があります。

副作用としては、ノルアドレナリンを増加させることで普段以上に気分が高揚したり、不安感が急に強まったりなどいつもと違った症状が見られる場合があるので、慎重に服用していく必要があります。また、ベンラファキシンは離脱症状が生じやすいことがあるため、減量する際には計画的に行ってください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。