トリレプタル(Trileptal) 300mg 50錠

トリレプタル(Trileptal)の概要

トリレプタルは、ノバルティス社が製造・販売するてんかんや双極性障害の治療薬です。てんかんの場合、他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作に対する抗てんかん薬との併用療法で用いられます。

双極性障害の場合、他の治療薬の効果が不十分だった際に追加もしくは、新たな単剤として用いられます。日本国内においては、てんかんの治療薬としての報告が主です。

てんかんは、脳が一時的に過剰興奮する事で意識障害や痙攣、身体のねじれ、視覚・聴覚の異常を引き起こす病気を指します。患者は乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層で発症し、また症状の現れ方や原因にも人それぞれ違いがあります。乳幼児では原因不明なケースがありますが、高齢者は他の病気や外傷がきっかけで生じています。

多くの場合、適切な治療を行う事によって症状が抑えこまれ、問題なく社会生活を送れるようになります。

トリレプタルの効果・効能

トリレプタルの有効成分はオクスカルバゼピンになります。脳の電気的興奮を抑える作用があるため、異常な興奮を改善して症状を軽減させる事ができます。また、部分発作から脳の全体に波及する二次性全般化発作を抑える効果も報告されています。

他のてんかん治療薬に比べると、他の薬との相互作用が少ない点や腎臓への影響が少ない点が特徴です。これら特徴から、他のてんかん治療薬が単剤で十分に効果を示さなかった場合に併用される機会が多くなっています。日本国内においては、同じ有効成分を持つ薬が2016年に承認されており、主に15歳以下の子どもに処方されます。

トリレプタルの使用方法・注意事項

トリレプタルの服用方法は、日本人向けには定められていません。オクスカルバゼピンとして推奨されている服用は、1日8～10mg/kg又は600mgのいずれか低い方の用量で服用します。また、1日に2回に分けて服用する必要があります。当製品は1錠あたり300mgの成分が含有されているため朝夕に1錠ずつの服用となるケースが多いです。

副作用としては、下記の症状が報告されています。

• 発熱
• 眼の充血
• 咽頭痛
• 全身倦怠感

有効成分であるオクスカルバゼピンを使用した薬の承認例はありますが、トリレプタル自体は国内承認されていないため、注意が必要です。国内未承認薬である場合、診療所や薬局などでは購入できません。購入するには、通販や個人輸入を経由する必要があります。海外ジェネリック医薬品は、特に偽物品などのリスクに注意を必要とするため、信頼できる購入先から入手するようにしましょう。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。