テロル （TEROL）LA 2mg 100カプセル

テロル（TEROL）LAの概要

テロルはシプラリミテッド社で開発された抗コリン薬に分類される過活動膀胱治療薬（デトルシトールのジェネリック薬）です。

過活動膀胱に対して世界的にも広く使われている頻尿や尿失禁の薬です（尿道機能障害の腹圧性尿失禁に対しては、あまり有効でないといわれています）。

頻尿や尿失禁の多くは膀胱の機能障害に伴う異常な収縮や、女性では尿道をコントロールしている骨盤の筋肉の弛緩により発生します。

テロルは膀胱選択性が高いという点が優れています。このため、従来の同類薬に比べ口の渇きなどの副作用が比較的少ないといわれています。また、脳への移行が少ないので認知障害を起こしにくいとされています。徐放性製剤（効き目が長持ち）なので１日１回の服用で済ますことができます。

テロルLAの効果・効能

テロルの有効成分は酒石酸トルテロジンになります。活性代謝物DD01が排尿筋のムスカリン受容体に結合し、抗ムスカリン作用によって膀胱の過緊張を緩和して排尿筋の収縮を抑制します。テロルは膀胱選択性が高く、従来の同類薬と比べて口の渇きなどの全身性の副作用が比較的少ないとされています。

テロルは膀胱が必要以上に収縮するのを抑えて容量を大きくし、たくさん尿がためられるように促すことができます。尿意切迫感をはじめ尿の回数が異常に多い頻尿・夜間頻尿・急な尿意のあとの尿漏れなどの治療にも効果が期待できます。頻尿や尿失禁などの原因である過活動膀胱を治療する薬で、デトルシトールのジェネリック薬品です。

テロルLAの使用方法・注意事項

テロルは通常、成人で酒石酸トルテロジンとして4mgを1日1回服用して下さい。（症状に応じて減量して下さい）

【主な副作用】

• 悪心
• 嘔吐
• 便秘
• ふらつき
• 眠気
• 頭痛
• 倦怠感
• 過敏症
• 発疹
• 食欲不振
• 胃痛

【重大な副作用】

• ショック
• 急激な血圧低下
• 咳嗽
• 呼吸困難
• 胸膜線維性変化
• 肺線維性変化
• 幻覚
• 妄想
• 譫妄
• 十二指腸潰瘍悪化
• 胃潰瘍悪化

また上記以外にも稀に下記のような副作用があげられますので、必ず普段と違う症状がでた場合には担当の医師にご相談ください。

• 腹痛
• 胃部不快感
• 腹部膨満感
• 眩暈
• 動悸
• 浮腫
• 不眠
• 鼻閉
• 頭重感
• 寒気
• ほてり
• 胸部不快感
• 脱毛
• 貧血
• そう痒
• 下痢
• 胸やけ
• 肝機能異常
• AST上昇
• ALT上昇
• しびれ
• 発熱

服用を禁止されている項目としては、下記のようなものがあげられます。

• 過敏症
• 産褥期高血圧
• 妊娠高血圧症候群
• 慎重投与
• 肝障害
• 重篤な心血管障害
• 消化性潰瘍
• 腎疾患
• 精神病
• レイノー病
• 下垂体腫瘍がトルコ鞍外に進展し視力障害著明

認証または妊娠の可能性がある方は服用をお控えください。また高齢者（65歳以上）の方は服用の際担当の医師とご相談頂き服用ください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。