セレブレックス(CELEBREX) 100mg 60カプセル

セレブレックス(CELEBREX)の概要

セレブレックスは、ファイザー社が製造・販売する非ステロイド性の消炎鎮痛薬になります。主に五十肩や腰痛症、関節リウマチなどの炎症に伴う痛みや腫れを鎮める医薬品です。

五十肩は、医学的には肩関節周囲炎と呼ばれ、50歳代を中心に40から60歳代に多くみられる病気になります。昔からある病気ですが現在においても根本的な解決策は見出せておらず、毎年一定数の方が悩まされています。

特別な原因がなく発症するとされており、その症状も可動域制限と軽い痛みから日常生活に支障が生じるほどの強い痛みが現れる場合と様々あります。

まず発症から2週間程度は急性期と呼ばれ、症状が強く出ている期間になります。その後、6ヶ月程度慢性期が続き、可動域や痛みは改善するものの日常生活に若干の不自由さを残します。

その後回復期に移行して、数ヶ月かけて回復していきます。元の状態に戻るまで1年を要することも多くなっています。保存療法、運動療法に加え薬物療法を組み合わせて痛みの軽減を図りながら治療していくのが一般的です。

セレブレックスの効果・効能

セレブレックスの有効成分は、セレコキシブ100mgになります。新しいタイプの消炎鎮痛薬です。アメリカなど世界100ヶ国を超える国々で承認され使用されています。

炎症を引き起こすプロスタグランジンの合成を抑制する作用があり、プロスタグランジンを合成するシクロオキシゲナーゼという酵素の働きを阻害します。

また、炎症反応に関わる酵素に選択的な作用をするので余計な副作用を抑え、安全に使用することが可能です。従来型の薬では、消化器症状が現れやすくなっていますが当医薬品では改善されています。服用後約2時間で最も効果が高くなり、約8時間効果が持続します。

セレブレックスの使用方法・注意事項

セレブレックスの服用方法は、1日1回200mgの2錠を服用します。もしくは、1日朝、夕の2回に分けて100mgの1錠を服用します。分けて服用する場合は、6時間以上服用間隔を空けるようにして下さい。

関節リウマチに使用する場合は、1日400mgの4錠を目安に服用する必要があります。胃の粘膜を傷める可能性があるため、食後の服用が推奨されます。効果を弱めたり、強め過ぎたりする薬がいくつか報告されているので、常用している薬がある場合は、併用可能かどうか確認してから服用するようにして下さい。

主な副作用は、眩暈や頭痛、腹痛、下痢などになります。ほとんどの場合、症状が現れてもすぐに治りますが、症状が強く出る場合や長く続く場合は速やかに医療機関を受診するようにして下さい。服用はじめは副作用が現れやすいので、特にこの期間は、車の運転や高所での作業、危険な機器の取扱いなどは避ける必要があります。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。