サインバルタ(CYMBALTA) 60mg 28カプセル

サインバルタ(CYMBALTA)の概要

サインバルタは、イーライリリー社が製造・販売する抗うつ薬になります。日本イーライリリーと塩野義製薬が初めてジェネリック医薬品として承認が得られた製品です。

ジェネリック医薬品になるため、その効果の実績を確認した上で安価に購入できます。うつ病は、何事にも意欲や喜びを持つことができなくなり、日常生活に強い影響がるほどの気分の落ち込みがみられる精神疾患です。

日本人の発症率は100人に対し3～7人と報告されており、非常に身近にある病気です。遺伝やストレス、薬の副作用、ホルモン分泌異常など様々な原因が誘因となっています。

現在も明確な発症メカニズムは現時点では解明されていませんが、神経伝達物質であるセロトニンやドパミンの機能低下が関与している可能性が考えられています。

サインバルタの効果・効能

サインバルタの有効成分は、デュロキセチン60mgになります。SNRIという分類の医薬品です。脳内の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリン量を補うことができます。

セロトニンは、感情や気分のコントロールに関与しています。また、アドレナリンは、意欲や気力に関与している物質と考えられています。神経伝達物質が補われることで、感情や意欲に悪影響が起こりにくい状態を作ります。

従来の抗うつ薬に比べると即効性と副作用リスクが少ない第四世代薬というのが特徴です。また、疼痛に対しても緩和作用があるため、精神科だけでなく外科や整形外科などでも用いられています。

サインバルタの使用方法・注意事項

サインバルタの服用方法は、1日1回朝食後に服用します。眠気が問題となる場合には寝る前の服用も可能です。

デュロキセチン60mgは、1日の最大摂取許用量となるため、症状などに応じて適宜用量の調節を行って下さい。1日の服用量が多くなると副作用のリスクが高まるので注意が必要です。

主な副作用は、傾眠や頭痛、悪心などの症状が報告されています。特に服用はじめは、意識に影響が及ぶ可能性があるため、車の運転や高所での作業、危険な機器の取扱いは行わないようにして下さい。

胃腸が弱い方の場合、下痢や吐き気という消化器症状を現れやすいので、必要に応じて胃薬を一緒に服用して副作用を感じにくくすることが推奨されます。自己判断で急に服用を止めると、離脱症状と呼ばれる予期せぬ副作用が生じることがあり、かえって症状を悪くさせることがあります。

薬の量を減らす場合や他の抗うつ薬への切り替えを検討する場合は、医療機関にて医師や薬剤師の指示を受けるようにして下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。