フォルキシガ(FORXIGA) 10mg 28錠

フォルキシガ(FORXIGA)の概要

フォルキシガは、アストラゼネカ社が製造・販売する2型糖尿病の治療薬になります。日本やアメリカを含む80ヶ国以上で承認され多くの治療実績があります。

糖尿病には、インスリンが体内で作れない1型糖尿病とインスリンの働きが十分でない2型糖尿病の2種類があります。糖尿病そのものにほとんど症状はなく、放置していると高血糖状態が血管などに障害を与え続け抹消神経障害、網膜症、腎臓病などいろいろな合併症を引き起こし健康に大きな影響を与えます。

当医薬品は、2型糖尿病患者に特に有効となっています。体に残る余計な糖を排泄することで血糖値を下げる作用の薬のため、1型糖尿病への使用は慎重な見極めが必要になります。

インスリン治療薬と併用することで低血糖リスクに注意しなければなりません。2 型糖尿病だけでも、予備軍も含めると国内に1000 万人以上いると推計されており非常に身近にある病気です。

フォルキシガの効果・効能

フォルキシガの有効成分は、ダパグリフロジン10mgになります。腎臓での糖の再吸収を阻害する作用を示します。尿からの糖排出量を増やすことで血液中へ糖が移行するのを妨げ血糖値を下げることができます。

新しいタイプの治療薬ですが、世界80ヶ国以上での使用実績もあり、その安全性と効果が認められています。作用器官への選択性が高い薬であるため、他臓器などに不用な効果は示さないので安全な使用が可能です。

また、インスリンに作用することなく血糖値を減少させるため、低血糖を引き起こしにくいのが特徴です。実質的な糖質制限となるため、体重減少効果が得られるとし、ダイエットに応用的に用いられることがあります。

フォルキシガの使用方法・注意事項

フォルキシガの服用方法は、1日1回経口服用します。1日最大服用量は、当医薬品と同じ10mgです。成分量が多いため、ピルカッターなどで半分にし、5mgとしてから服用をはじめるのが推奨されます。

副作用としては、動悸や吐き気、冷や汗、倦怠感、空腹感など血糖値が下がることによる症状が多く報告されています。低血糖症状が起こり、意識状態に変化が生じる可能性があるので、特に服用はじめは車の運転や高所での作業、危険な機器の取扱いは行わないようにして下さい。

尿量が多くなる傾向にあるので、水分補給に注意し脱水症状が起こらないようにすること、また頻回の排尿による衛生面不良からくる尿路感染症に注意しなければなりません。副作用症状が強く出る場合や長く続く場合は、速やかに医療機関を受診して適切な指示を受けるようにして下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。