オムナコルチール(OMNACORTIL) DT 10mg 100錠

オムナコルチール(OMNACORTIL)DTの概要

オムナコルチールは、ステロイド剤と言われ、炎症、免疫、アレルギーなどの疾患に効果がある薬品です。ジェネリック大国であるインドのマクレオーズ社によって製造、販売されています。

マクレオーズ社はアメリカ・EU諸国にも展開している医薬品メーカーで、心疾患や抗マラリア剤などの他、ジェネリック医薬品を中心に開発・製造しており、WHOからの製造認証もうけています。

ステロイドとは、合成副腎皮質ホルモンと言われ、人工的に生成された副腎皮質ホルモンの事です。「副腎」という臓器でコレステロールから生成される副腎性皮質ホルモンは、糖や脂肪の代謝、免疫系の調整などの働きをします。人工的に副腎皮質ホルモンを投与することで、抗免疫作用や抗炎症作用の効果が得られます。

オムナコルチールの効果・効能

オムナコルチールの有効成分はプレドニゾロンであり、炎症の原因に関係なく、炎症反応のすべてにおいて過程において有効です。リンパ球を破壊する効果もあるので、悪性リンパ腫等や急性リンパ性白血病でも使用され、天疱瘡や関節リウマチ、ネフローゼ症候群、慢性大腸炎などの自己免疫疾患にも使用されます。

プレトニゾロンは季節性や薬物性のアレルギーを治療できる効果があり、臓器移植後の免疫抑制や、慢性原発性副腎皮質機能低下症な祖にも使用されます。その他にも様々な誘発物質からの炎症反応も阻害し、浮腫、繊維素沈着、コラーゲン沈着、線維芽細胞増殖、炎症後の瘢痕形成などの阻害にも効果があります。

アレルギー性鼻炎やアトピー皮膚炎などにも効果があり、あらゆる診療科で多くの治療にも用いられています。

オムナコルチールの使用方法・注意事項

オムナコルチールは1日5～60mgを1～4回に分けて使用します。日本では医師の処方が必要な要指示薬であり、年齢や症状により適宜増減が必要であり、疾患によっては間隔服用や間欠服用などの変則的になることも多いですので、必ず医師の指示に従って服用してください。

副作用としては、免疫作用の低下や、それに伴う感染症、副皮質機能不全、胃潰瘍、神経症状、精神症状、むくみ、ムーンフェイス、不眠、イライラ感、生理不順、多毛、脱毛、などがあげられます。その他にも用禁忌や併用禁忌はありますので、使用前に医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。