プリモルト(PRIMOLUT) N 5mg 100錠

プリモルト(PRIMOLUT)Nの概要

プリモルトは、ザイダス社が製造・販売する女性の生理不順などを改善する医薬品になります。ノアルテンのジェネリック医薬品で同様の効果を安価に得られる点が特徴です。

女性ホルモンには、エストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンとプロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンがあります。それぞれ月経において重要な役割を持っているのに加え、全身においてもさまざまな作用を引き起こします。

当医薬品は、黄体ホルモンを補助する働きを持ちます。黄体ホルモンは月経の周期を決め、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい状態をつくることで、着床後も妊娠を維持させる役割を持っています。ホルモンバランスが乱れたり、不足したりすると生理不順や無月経、機能性子宮出血などが引き起こされる可能性があります。また、不妊症の原因となることも考えられます。

プリモルトNの効果・効能

プリモルトの有効成分は、ノルエチステロンになります。血中に取り込まれたノルエチステロンは、女性生殖組織の細胞に存在するプロゲステロン受容体と結合することで、子宮内膜を成熟化させたり、黄体期に体温を上昇させたりといった作用などを発現させることができます。

月経に関与する黄体ホルモンに作用することで無月経などホルモンが不足することによって生じる症状に効果を発揮します。他に期待できる効果として、月経周期の短縮や延長に用いることも可能です。

女性ホルモンが影響して、月経は引き起こされるため、黄体ホルモン服用のタイミングによって、月経時期を調整することができます。結果、大事な仕事やプライベートのタイミングでの月経を避けることが可能です。

プリモルトNの使用方法・注意事項

プリモルトの服用方法は、無月経などの改善では、1日1～2回、1～2錠を服用します。2回服用の際は、朝と晩に分けるなど、なるべく間隔を空けるようにして下さい。月経周期を短くしたい場合は、卵胞期から1日1回数日間服用します。卵胞期の始まりは月経から5日目になります。また、月経周期を長くしたい場合は、月経予定日の5日前から1日1回希望延長日まで服用します。食事の影響を大きく受けることはないので、服用タイミングにおいては、注意すべき点はありません。しかし、飲み忘れなどに気付いて2回分を1回で服用したりすると副作用リスクが高まるので注意が必要です。主な副作用としては、吐き気や嘔吐、乳房の張りや痛み、頭痛などが報告されています。副作用は、飲み始めに現れることが多く、2～3ヶ月継続すると引き起こされなくなることがほとんどです。数ヶ月継続しても、症状が軽くならない場合は一度医療機関などを受診するようにして下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。