ロザ(ROZA) ジェル 0.75% 30g

ロザ(ROZA) ジェルの概要

ロザジェルは、日本でも承認されているロゼックスゲル0.75%のジェネリック医薬品として、販売・製造されています。ロザジェルは海外では、酒さ、酒さ様皮膚炎の治療薬として有名です。

日本では主に皮膚癌による潰瘍部位（癌性皮膚潰瘍）の殺菌、きつい臭気の改善治療薬として使用されており、酒さ、酒さ様皮膚炎に対しては、医療保険対象がとなります。1部の皮膚科では、自由診療で酒さ、酒さ様皮膚炎の治療で使用されることもあります。

酒さとは、頬やあご、鼻など顔面に赤みが出る症状であり、30歳代～60歳代に多く見られ、炎症性かつ進行性の慢性の皮膚疾患です。酒さ様皮膚炎は、ステロイドの長期使用による副作用で、酒さの様な皮膚症状が現れる疾患です。

癌性皮膚潰瘍とは、皮膚に浸潤もしくは転移・再発した癌が体表面に現れ、潰瘍化した状態であり、出血、滲出液、痛み、臭気等の症状が出ます。

ロザ(ROZA) ジェルの効果・効能

ロザジェルの有効成分はメトロニダゾールであり、抗菌作用、抗炎症作用、免疫抑制作用、組織内酸素元素減少作用等の効果を持ち合わせています。

皮膚がん性潰瘍の悪臭の原因となる菌は、嫌気性菌（酸素がなくとも増殖できる細菌）である、バクテロイデス、クロストリジウム、フゾバクテリウムなどです。この嫌気性菌を殺菌することで、皮膚潰瘍からの悪臭を軽減します。足や脇の悪臭の軽減にも効果があります。

また、肌の酸化防止（活性酸素の減少）、抗炎症、抗原虫作用、抗菌作用および免疫抑制作用により、ニキビの原因となるニキビダニを減少させることにより、酒さや赤面症、ニキビに対する効果もあります。

ロザ(ROZA) ジェルの使用方法・注意事項

ロザジェルは、症状や病巣の広さに応じて、その潰瘍面を清拭し、1日1回～2回ガーゼ等に伸ばして塗布するか、患部に直接塗布し、その上にガーゼを等で保護します。顔に使用するときには、朝晩の洗浄後に、化粧水で肌を保湿してから使用してください。酒さに対しての平均的治療期間は3、4ヵ月間です。毎日継続的に使用してください。

副作用としては皮膚灼熱感、刺痛感、刺激感、潰瘍部位からの出血、発赤、かゆみ、等の症状があります。これらのような症状がありましたら、すぐに医師の診療を受けて下さい。また、上記の副作用は、すべてを記載したものではありませんので、他にも気になる症状が出た場合は、医師に相談して下さい。

アルコールと摂取している際に使用すると、有効成分であるメトロニダゾールが、アルコール代謝過程で必要なアルデヒド脱水素酸素を阻害することで、飲酒による悪酔い、悪心、動悸、頭痛等を増加させることがあります。また、妊娠3か月以内の方は使用できません。妊娠3ヵ月以上の方も、使用に注意が必要です。その他、使用禁忌・併用禁忌、注意の医薬品もあるため何かしらの薬を服用中なのであれば、医師や薬剤師に相談してから服用を開始した方が安全です。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。