シグマキシン(SIGMAXIN) 0.25mg 100錠

シグマキシン(SIGMAXIN) の概要

シグマキシンは、アスペンファーマ社が製造・販売する心臓の収縮力を高める医薬品です。うっ血性心不全の治療などに用いられています。

うっ血性心不全は、心臓が機能障害を起こし血液の流れが滞ってしまう状態を指します。血液の流れが滞ると、酸素が全身に行き渡りにくくなり、少しの運動で動悸や息切れが起こったり、肺に水が溜まり咳症状が出たり、循環不良のため浮腫の症状がみられるようになります。

当医薬品は、ジギタリスという植物から生成されたもので、服用すると心臓の収縮力が高まり、循環機能が向上する事で、酸素不足や血液の停滞を改善し治療効果を発揮します。日本では、約50年前から使用されはじめ、西洋諸国においてはさらに昔から用いられてきた歴史もあり、遅くとも1930年代には心不全治療薬としての実績がある強心剤になります。

シグマキシンの効果・効能

シグマキシンの有効成分はジゴキシン0.25mgになります。その作用は、心臓の収縮力を強くし、脈をゆっくりする事ができます。心臓の収縮に必要なカルシウムイオンを細胞内に取り込ませる事で効果を発揮させます。

また、迷走神経に作用して神経の興奮を鎮め心拍数を減少させ、頻脈の状態を改善する事ができます。当医薬品は、ジゴシンのジェネリック医薬品です。正規品と同じ成分のものを安価な価格で購入する事ができる点が魅力です。

シグマキシンの使用方法・注意事項

シグマキシンの服用方法は、まずは急速飽和療法として、初回0.5～1.0mgとなる2～4錠を服用します。急速飽和療法は、薬が過量になりやすいため、慎重な服用が求められます。以後、0.5mgとなる2錠を6～8時間ごとに服用し、十分な効果を得られるまで継続します。

急速飽和療法で効果を得られた後は、維持療法として1日0.25～0.5mgとなる1～2錠を服用していきます。緊急でない場合は、飲み始めから維持療法と同じ服用になります。服用量には、細心の注意が必要となる医薬品です。飲み忘れに気づいて1度に2回分の服用をするなどは絶対にしないで下さい。中毒症状に注意をする必要があり、服用量が多くなるとジギタリス中毒を引き起こし、重い不整脈の症状が現れる事があります。

副作用としては、吐き気や下痢、頭痛、視覚の異常、動悸、脈の異常、めまいなどが報告されています。副作用が生じた際は、量が多すぎるなどの問題が考えられるので一度医療機関の受診を行って下さい。また、意識が不安定になる事もあるため、服用中は車の運転や高所での作業、危険な機器の取扱いなどは極力避ける必要があります。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。