ブプロピオン (ザイバン ジェネリック) SR 150mg 100錠

ブプロピオン(Bupropion)の概要　※ザイバン ジェネリック

ブプロピオンは、インタスファーマ社が製造・販売する不安やうつの症状を改善する治療薬です。ザイバンのジェネリック医薬品であるため、その効果が確認できた上で安価に購入できる点が魅力です。

日本国内における、うつ病・うつ状態の人の割合は、2013年調査では7.9％だったのに対し、2020年には17.3％と2倍以上に増加していると経済協力開発機構（OECD）の調査で示されています。ブプロピオンの先発薬であるザイバンは、抗うつ薬として世に出ましたが、後に禁煙補助剤としての効果も認められるようになり、国内では取り扱われていませんが海外の市場においては広く流通しています。

海外では、薬の成分がニコチン受容体に結合する事でニコチン不足による禁断症状を抑制し、タバコを吸った際の不味さから喫煙欲求を減退させ、禁煙が成功しやすくなると認められています。

ブプロピオンの効果・効能

ブプロピオンの有効成分は、同じ名称のブプロピオンになります。神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンの再取り込みを阻害する効果があるため、脳内の神経伝達が円滑になる環境を整える効果が期待できます。

これらの神経伝達物質は、意欲や向上心を刺激し、活動のモチベーションとなるため、正しく作用する事でうつ症状の改善効果に繋がると考えられています。また、ドーパミンが十分な状態である場合、脳がニコチン不足によって生じさせるイライラなどの症状を抑制する事が期待できるため、禁煙に効果的と考えられています。

有効成分であるブプロピオンは、国内において認可を目指して最終フェーズまで進みましたが、途中で開発が中止されたため未承認薬のままとなっているため、医薬品副作用被害救済制度の対象外なので注意が必要です。

ブプロピオンの使用方法・注意事項

ブプロピオンの服用方法は、精神症状の改善、禁煙共に1日1～2錠を服用します。はじめの3日間は1日1錠とし、4日目から朝、晩の2錠となるよう調整して下さい。1日に2錠服用する際は、時間の間隔を8時間以上空けるようにする必要があります。

1日の最大服用量は、300mgの2錠までとなっています。一時的にでも体内の成分量が過多になると副作用のリスクが高まります。

主な副作用は、不眠や眠気、嘔吐などが報告されています。意識状態に変化を及ぼす可能性があるため、特に服用はじめの間は車の運転や高所での作業、危険な機器の取扱いは行わないよう注意しましょう。禁煙目的で服用する場合、他のニコチンをふくんだ禁煙補助薬を併用すると副作用が生じやすくなる事が報告されているため、避けるようにして下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。