バルシビル（VALCIVIR）500mg 3錠

バルシビル（VALCIVIR）の概要

バルシビルは、シプラ社が製造・販売する抗ウイルス薬で口唇ヘルペスや性器ヘルペス、帯状疱疹などの治療に用いられます。バルトレックスのジェネリック医薬品であるため、その効果の実績を確認できた上で安価に購入できるのが魅力です。

口唇ヘルペスと性器ヘルペスの原因は、単純ヘルペスウイルスで、そのI型が口唇、II型が性器に感染します。初感染時は無症状で、再発時に発疹や痒み、痛みなどの症状が現れる事が多いです。口唇ヘルペスに感染している人の割合は、日本国内において約45%と報告されており高い数値となっています。

ウイルスを排出している人とのキスや食事の際に同じ食器を使い回す程度でも伝染するのが特徴です。性器ヘルペスは、主に性交で伝染し、改善しても再発率が高い事が特徴になります。

バルシビルの効果・効能

バルシビルの有効成分は、塩酸バラシクロビルになります。DNAポリメラーゼ阻害薬と呼ばれています。ウイルスが複製するために必要な酵素DNAポリメラーゼを阻害する事で、ウイルスの増殖を阻害して効果を示します。

病巣の悪化を抑え、症状を改善する効果が期待できます。ただし、ヘルペスウイルスを完全に排除する事は難しいので注意して下さい。

体内の酵素と反応する成分なので、薬を必要とする部位だけに効果的に作用し余計な副作用を少なくする事が可能です。また、体内吸収が良いため比較的早期に効果を示すのが特徴となります。

バルシビルの使用方法・注意事項

バルシビルの服用方法は、単純ヘルペスの場合、1日1回500mgの1錠を服用します。帯状疱疹の場合、1日3回1000mgの計6錠を服用します。推奨されている服用量は、年齢や症状などによって変化する事や摂取過多になると副作用リスクも高まるため注意して下さい。飲み忘れをした際は、1回分をスキップするようにし1度に2回分を服用する事がないようにしましょう。服用に関して疑問が生じた際は、医師か薬剤師に相談して下さい。

主な副作用は下記の症状が報告されています。

• 目眩
• 頭痛
• 意識低下
• 腹痛

特に服用初期は意識状態に変化を生じさせる可能性が高いため、車の運転や高所での作業、危険な機器は取り扱わないようにしましょう。重大な副作用として、痙攣やてんかん発作、肝炎なども報告されているため、軽微な副作用症状でも長引くようであれば医療機関の受診を行って下さい。腎臓病の薬などで飲み合わせの悪い薬があるので常用薬がある場合は、一度併用可能かどうか確認してから服用する必要があります。中には、薬の効果を打ち消してしまう成分も含まれているので注意が必要です。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。