レボフロックス(Levoflox) 250mg 100錠　※クラビットのジェネリック

レボフロックス(Levoflox) の概要

レボフロックスは、インドに本社を置くシプラ社が製造したクラビットのジェネリック医薬品で細菌感染症の治療薬になります。

有効成分レボフロキサシンは、細菌のDNA複製を阻害し、死滅と抗菌に効果があります。その事から、皮膚感染症、呼吸器感染症、泌尿器感染症、婦人科感染症、眼科感染症など幅広い領域で使用されています。

また、本剤は、日本国内で最も多い性感染症であるクラミジア感染症の治療に用いられる事が多くあります。クラミジア感染症は、自覚症状に乏しく治療の開始が難しいのですが、放置していると淋病など他の性感染症の罹患リスクが高くなるのに加え、不妊になる可能性があります。感染者は、100万人を超えると推察されており、薬の効果の需要は大きいと思われます。

レボフロックスの効果・効能

レボフロックスの適応菌種は、ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、淋菌、炭疽菌、結核菌、チフス菌、クラミジア、マイコプラズマなど多くあります。

主要成分のレボフロキサシンは、DNAジャイレースの働きを抑える効果を有しています。細菌は感染後、増殖するために遺伝子情報であるDNAを複製します。DNAの複製のためには、二重らせん構造のらせんを解かなくてはいけないのですが、本成分は、このらせんを解けなくします。その結果、正常な増殖ができず、細菌を死滅させる事ができます。

本剤は、細菌治療に加えて、風邪などのウイルス感染症罹患後など、免疫機能に影響が生じた際、細菌の二次感染を予防する意味でも用いられます。

レボフロックスの特徴

レボフロックスは、細菌などが持つ、DNAの複製に関わる酵素に作用し機能不全を引き起こす特徴がある為、クラミジアや淋病といった性感染症から膀胱炎、ニキビなどあらゆる細菌感染症に効果を発揮する事ができます。

他の薬剤と比べても効果が強い為、短期間での治癒を希望している方にはオススメです。また、体内に常在している良性の菌には作用しづらく、悪性の菌に作用しやすくなっています。

レボフロックスの服用方法・注意事項

通常、成人の場合1日1回500mgを水、またはぬるま湯で服用します。疾患（結核、腸チフス、パラチフスなど）によっては、その服用方法や分量に注意が必要になります。

また、耐性菌の出現を抑制する為、分割投与などは避け1日必要摂取量を1回で摂取する事が望ましいです。腎機能が低下している高齢者には、注意しながらの服用が必要です。妊婦、妊娠している可能性がある人、小児には原則服用を避けて下さい。

※非常に稀なケースですが、メーカー側の都合で商品のパッケージが変更される場合もございます。
・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。