ピバスタ(PIVASTA) 4mg 100錠

ピバスタ(PIVASTA)の概要

ピバスタは、ザイダスヘルスケアが製造・販売する脂質異常症に対する治療薬になります。

脂質異常症は、血液中に含まれるコレステロールや中性脂肪の数値が基準値よりも高い状態を指します。最近までは、高脂血症と呼ばれていました。血液中の脂質が多いことで、血液がドロドロとなり動脈効果や心筋梗塞、脳梗塞のリスクを高めてしまうことになります。

脂質異常症は、生活習慣の問題によって引き起こされることが多くなっており、運動不足や偏った食事、肥満などが原因です。基本的に症状が引き起こされることはなく、放置することで重篤な病気になるリスクが高まります。

ピバスタの効果・効能

ピバスタの有効成分は、ピタバスタチン4mgになります。コレステロール合成に必要なHMG-CoA還元酵素を阻害することで、コレステロールの合成を抑制し効果を示します。悪玉コレステロールが増えると、血管壁にプラークと呼ばれる過酸化脂質のコブができやすくなります。このプラークが原因となり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。

当医薬品を服用することで、悪玉コレステロールの数値を正常値化することが可能です。また、善玉コレステロールを増やし中性脂肪を減らす効果もあり、実績も十分なので脂質異常症の第一選択薬として使用されることが多くあります。

作用時間が長い特徴があるため、1日1回の服用で効果が得られることが利点です。飲み忘れなどのリスクを最小限とすることができます。

ピバスタの使用方法・注意事項

ピバスタの服用方法は、1日に1回服用します。服用量は症状や年齢などにより異なります。夕食後の服用が推奨されていますが、朝の服用でも大きな問題はありません。継続的に同一時間に服用を続ける方が重要です。1日の服用上限量が4mgとなっているので、2日分を1度に服用するなどないよう注意して下さい。副作用リスクを意識されている場合、ピタバスタチンは、2mgから始めることが多いので、必要に応じてピルカッターなどで薬を半分にして、2mgでの服用を行う調整を行って下さい。

副作用としては、胃部不快感や腹痛、下痢、吐き気、頭痛などが報告されています。重篤な副作用としては、横紋筋融解症（手足の痺れやけいれん、筋肉障害、筋力低下）が報告されているので、体の痛みには注意が必要です。服用後に何らかの異常が現れたら、一度服用を中止してすぐに医療機関などで適切な指示を受けるようにして下さい。脂質異常症の改善には、運動や食事習慣、禁煙なども大きく関係します。これらを組み合わせることでより高い改善効果を得ることができます。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。