タムスロシン(TAMSULOSIN) 0.4mg 30カプセル

タムスロシン(TAMSULOSIN) の概要

タムスロシンは、ユーケージェネリック社が製造・販売する尿の出をスムーズにする医薬品になります。前立腺肥大症に伴う排尿障害に有効です。前立腺は、男性特有の臓器で、精子の栄養源となる前立腺液を分泌する働きがあります。

前立腺液は、精子を保護したり、精子に栄養を与える役割を果たします。前立腺肥大症は、名前の通り前立腺が肥大する疾患です。肥大することにより尿道が圧迫されて、多くの場合排尿障害を引き起こすことがあります。

また、勃起現象は自律神経と深い関係性があるため、尿道同様に圧迫してしまいEDの原因となる事もあります。早い場合30歳頃から肥大の症状が現れる事もあり、50歳頃から発症頻度は急激に増加します。治療方法は、薬物療法が主で当医薬品の作用でもある「α1遮断薬」が最も多く使われています。前立腺や尿道の筋肉の緊張を和らげて圧迫を改善し、尿を出やすくしたり勃起不全を解消する事ができます。

タムスロシン(TAMSULOSIN) の効果・効能

タムスロシンの有効成分は、タムスロシン塩酸塩0.4mgになります。薬理作用で前立腺や尿道平滑筋にあるα受容体の反応を阻害して、尿道をゆるめる事ができます。

この反応は、前立腺や尿道に選択的に作用し、血管など他の臓器に大きな影響を与えません。また、薬の効果時間も長く1日1回の服用で十分な効果が得られるため、飲み忘れなどの心配も少なく使用しやすくなっています。

タムスロシン(TAMSULOSIN) の使用方法・注意事項

タムスロシンの服用方法は、1日1回食後に服用します。起立性低血圧のある人は、症状が悪化する可能性があるので慎重に使用して下さい。副作用は、めまいや立ちくらみが多く報告されています。

服用開始すぐは、車の運転や高所での作業、危険な機器などは取り扱わないよう注意が必要です。また、血圧などに影響が出る成分を含んでいるので1日に2日分をまとめて飲むなど過剰な服用は行わないようにして下さい。重大な副作用として、非常に稀ですが失神や肝機能障害、黄疸が起こる事が報告されています。

このような重い副作用が生じた場合は、すぐに医療機関の受診を行って下さい。降圧薬や利尿薬、勃起不全の薬と併用すると血圧が下がり過ぎて、低血圧が引き起こされる可能性があるので注意が必要です。当医薬品は、前立腺肥大症そのものを治療する薬ではないので症状の進行度合や現れる症状によっては、こまめに医師の指示を受けながら適切に対応する必要があります。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。