テルビシップ(TERBICIP) クリーム 1% 10g　※ラミシールクリームのジェネリック

テルビシップ(TERBICIP) クリームの概要

テルビシップ(TERBICIP)クリームは、シプラ社が製造・販売する真菌感染症治療薬になります。真菌感染症の代表的な疾患として白癬（水虫）があります。多くの場合、足に感染巣をつくり、痒みなどの症状を引き起こします。足に繁殖しやすいのは、靴によって足がむれ、白癬菌の増殖しやすい環境である高温多湿な環境を作るからです。

また、足拭きマットやスリッパなどを介し家族内での伝染も多くなっています。男性の方が多いという数値も出ていますが女性の保菌者も近年では増えています。他の代表例としてカンジダ症があります。カンジダ症は、性器に感染巣を作る事が多く、女性のおりものの変化や性器のかゆみを引き起こします。性器に感染が起こりやすいですが性行為で感染するより、免疫力の低下や膣の常在菌バランスが悪くなり発症します。カンジダは、常在菌になるので誰もが発症するリスクを持っています。

テルビシップ(TERBICIP) クリームの効果・効能

テルビシップクリームの有効成分は、テルビナフィン1%です。真菌細胞内にあるスクアレンエポキシダーゼという酵素を阻害し、真菌細胞膜を破壊し、感染した真菌に対し抗真菌作用を発揮します。

当医薬品は、クリームタイプなので感染して症状があるところに直接塗り込んで治療する事ができます。内服タイプの同剤に比べて、副作用が少ない事が特徴です。副作用リスクが少ないため、内服薬との同時使用など高い治療効果を得る事ができます。

テルビシップ(TERBICIP) クリームの使用方法・注意事項

テルビシップクリームの使用方法は、1日1回入浴後など清潔にした後に適量を患部に塗布して下さい。使用量が多ければ、治療効果を強く発揮するというわけではないので、患部には薄く広く塗るのが効果的です。副作用として、発疹、皮膚の刺激感、乾燥、灼熱感などが報告されています。1回の使用量が多ければこれら副作用の発生率が高まります。

副作用症状が強く発現した場合や長く症状が続く場合には、一度使用を中止し医療機関を受診して医師の指示を受けるようにして下さい。痒みの強い箇所やただれのひどい患部、傷のある部分は副作用反応なども出やすくなっているので慎重に使用する必要があります。治療効果が得られるまでは、2～3週間の時間を要します。足の裏など角質層が暑い部分では治療に半年以上時間がかかる場合があります。自身で使用中止の判断をせず、必要に応じて医師の指示を受けて適切に使用を継続して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法に関しては、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめします。