ゼムプレッド (メチルプレドニゾロン) 4mg 100錠

ゼムプレッド （Zempred）（メチルプレドニゾロン）の概要

ゼムプレッドは、サンファーマ社が製造・販売するステロイド治療薬になります。メチルプレドニゾロン（メドロール）のジェネリック医薬品であるため、その効果の実績を確認できた上で安価に購入できる点が魅力です。

サンファーマ社は、インドに本拠地を置くグローバル製薬メーカーで自国以外にも日本やアメリカなど世界40ヶ国以上に薬を流通させている実績のある企業です。

また、ゼムプレッドの先発薬は、薬の世界売上第一位であるファイザーが開発したものなので、その有効性と安全性が高く評価されています。服用する事で炎症を鎮めたり、免疫系を抑える作用が得られます。その効果から主に炎症性の病気や免疫系の病気、アレルギー性の病気などに広く使用されています。

ゼムプレッドの効果・効能

ゼムプレッドの有効成分は、メチルプレドニゾロンになります。副腎皮質ホルモンと同じ作用をもち、副腎皮質ホルモンをサポートする働きをします。ステロイド系の薬は、効果の持続時間によって短時間型（8～12時間）、中間型（12～36時間）、長時間型（36～54時間）の3つに分類されます。

メチルプレドニゾロンは中間型に位置しているため、服用のタイミングをコントロールしやすいのが特徴です。ただし、電解質代謝作用によって、浮腫や血圧上昇が引き起こされる可能性があるので注意が必要です。ステロイドは服用後にグルココルチコイド受容体に結合し、細胞の核内で炎症に関与する遺伝子の発現を調節するといわれています。

この調節作用によって強力な抗炎症作用と免疫抑制作用が発揮されると考えられています。通常、一般的な内科疾患や各科の炎症性疾患、アレルギー症状などの治療に用いられます。

ゼムプレッドの使用方法・注意事項

ゼムプレッドの服用方法は、1日4～48mgを1～4回に分割経口服用します。1錠に4mg有効成分が含有されているため、1～12錠の服用になります。服用量が多くなると副作用のリスクが高くなるため、少ない服用量で症状が安定しないようであれば、医師に相談し他の薬への変更も併せて検討するようにして下さい。

飲み始めの頃に多い副作用は、イライラ感や不眠、消化不良、下痢などの症状です。女性の場合は、生理不順もよく報告されています。長期服用になると、脂肪の異常沈着がみられ、ムーンフェイスという顔の膨らみや肩・腹まわりが太る事があります。また、各種感染症を引き起こしやすくする事もあるので注意が必要です。

副作用が生じた場合は、自己判断で休薬や減量、別の治療を試すのではなく、医師に相談するようにしましょう。特に、妊婦や基礎疾患を持つ人の場合、服用には注意をして下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。