メイアクトジェネリック 200mg 10錠

メイアクトジェネリックの概要

メイアクトジェネリックは、ズベンタス・ヘルスケア社が製造・販売する抗菌薬になります。有効成分が細菌細胞壁の合成を阻害し、細菌を殺す働きをします。セフェム系抗生物質に分類され、第1から第4世代まである中の第3世代に位置づけられています。

新しいタイプの抗生物質ではありますが、先発品は、1994年に製品化され十分な実績を誇ります。現在では約30ヵ国で承認を受け用いられています。従来型のタイプに比べるとグラム陽性菌だけでなく、大腸菌やインフルエンザ菌などグラム陰性菌にも効果を示します。

また、薬剤耐性を持つ肺炎球菌にも有効とされています。服用されるケースの一例として、本来、風邪はウイルス性の感染症であるためメイアクトジェネリックの効果は無効ですが、細菌による二次感染には有効であるため予防の目的で用いられます。

メイアクトジェネリックの効果・効能

メイアクトジェネリックの有効成分は、セフジトレンピボキシルになります。セフジトレンという抗菌効果を持つ作用がある成分にピポキシル基という構造を組み合わせる事で腸管での吸収効率を高めています。

有効成分が腸管壁で代謝を受けて、セフジトレンとなる事でペニシリン結合タンパク質に作用し、細菌の細胞壁合成を阻害する効果を示します。細胞璧がなければ、水分が過剰に細胞内に流入する事でダメージを与え、殺菌に至ります。

グラム陽性菌及びグラム陰性菌に対して広い抗菌スペクトルを有しているため、呼吸器感染症をはじめ皮膚感染症、泌尿器感染症と様々な診療科で用いられます。また、同様な殺菌効果を持つペニシリン系抗生物質に比べると副作用が少なく安全性が高いと評価されています。

メイアクトジェネリックの使用方法・注意事項

メイアクトジェネリックの服用方法は、1日3回食後に1錠服用します。国内において用いられているセフジトレンピボキシル含有量は100mgであるところ、当製品は200mgとなっているため、必要に応じてピルカッターなどで錠剤を半分にして服用するようにして下さい。

主な副作用は、抗菌薬に共通して生じる下痢や軟便に加え、かゆみ、蕁麻疹、息苦しいなどの症状が報告されています。服用する事で腸内細菌が影響を受けて、便に関する症状が現れるケースが多いですが、ほとんどの場合、数日で改善します。今までに薬を飲んでアレルギーが生じた経験がある方は、医師に相談してから服用するようにしましょう。

また、子供は大人よりも下痢を起こしやすく、稀に血液中のカルニチンが減少し、低血糖を招く事があるので注意が必要です。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。